風に吹かれて

英語、音楽、書物。写真に車。日々の思索。

*

百田尚樹「大放言」を読んでーリアリティある至極まともな内容【感想】

   


「永遠の0」の作者で今話題の百田尚樹氏による新刊「大放言」を読んだ。別に大放言というほどでもない至極まともな内容だ。

大放言 (新潮新書)
百田 尚樹 新潮社 2015-08-12
売り上げランキング : 12

by ヨメレバ

同氏の発言をいちいち取り上げて朝日・毎日新聞をはじめとする左翼的マスコミは大騒ぎするが、彼らは痛いところを突かれるので、必死になってなんでもかんでも批判するのだろう。

秀逸なのが「日本は韓国に謝罪せよ」という一節。是非大勢の日本人に読んで欲しい。「すべての言動はセクハラに通ず」も笑えた。

「土井たか子は売国奴」はその通りだし、その事実は死後も永遠に変わらない。ちなみに菅直人が死んだら「菅直人は売国奴」とまたツィートして欲しい(笑)。

嘘を書く朝日新聞の記者の話が出てくるが、残念なのは実名を公表していないこと。記者なのに嘘を書くって、それダメでしょう。そういうヤツは記者の資格は無いので、実名を晒した方がいいと思いますが。

氏の発言は確かに下品なところもある(オネエチャンがどうのこうのとか)。そういうところは差し引いても、左翼的マスメディアが国民をミスリードしている現状で、同氏の発言は国民に新たな視点を与えるという点でも大きな意味があると思う。

続編(あるとしたら)では存命中の売国政治家や、嘘つき新聞記者らを堂々と実名で暴いて欲しい。

大放言 (新潮新書)
百田 尚樹 新潮社 2015-08-12
売り上げランキング : 12

by ヨメレバ

 - 書物

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
村上春樹がノーベル文学賞をまたも逃す

村上春樹がまたもノーベル文学賞を逃しました。自分はファンというほどではないですが …

『歴史問題をぶった切る』藤岡信勝・竹内睦泰・倉山満ー「強制連行」「従軍慰安婦」「南京大虐殺」自虐史観を正す好著

偏向した歴史教育と長年闘ってきた藤岡信勝氏、左翼講師ばかりの予備校業界で孤軍奮闘 …

別冊水野和敏 R35GT-R開発責任者による本格派のクルマ批評

日本車よりも外車好きな管理人ですが、GT-Rには敬意を払っております。昔は一番好 …

国連制圧ー無能な国連を描く実際にあってもおかしくない話

テロリストがニューヨークの国連ビルに侵入し、人質をとって身代金を要求し立てこもる …

no image
村上春樹氏、ドイツの文学賞を受賞

村上春樹氏がドイツの文学賞「ウェルト文学賞」を受賞しました。毎日新聞デジタル版に …

【読書】日本国憲法は日本人の恥である

掲題の書を読了。著者のジェイソン・モーガン氏は米国人歴史学者で、米国の歴史学会の …

ノルウェイの森 村上春樹

ブックオフで綺麗なものが100円で売っていたので、今更ではあるが読んでみようと思 …

秋の日の ヴィオロンの ためいきの…

太陽が傾き、日差しが部屋の奥まで入ってくる季節になった。 秋の日の午後。こんな時 …

太宰治「人間失格」 芥川賞作家ピース又吉の原点

ピース又吉が「火花」で芥川賞を受賞した。Conglaturations! 彼の文 …

no image
『知ろうとすること。』早野龍五・糸井重里著

福島の原発事故の影響について、科学的データを根拠としながら、誰もが理解できる平易 …