風に吹かれて

ガソリンはなぜ安くならないのか?

ガソリンの高止まりが続いています。ニュースを見ると、原油価格は下落しているので、ガソリンの値段も下がっていいはずなのですが、日本のガソリンスタンドの値段は相変わらず高止まりしたまま。なぜなのでしょうか。

日本のガソリンの店頭価格の内訳をみると、価格の40%以上が税金、約15%が業者の利益。残りの45%部分が原油価格です。たとえば、1リットル160円だとしたら、税金約64円、業者の利益24円。原油は72円という計算になります。

原油価格の上下で変動するのはこの72円の部分だけで、原油価格が上下しても税金部分の金額は変わらないし、業者も利益を乗せなければならないので、実際に思ったほど値段は下がらないというのがカラクリのようです。しかも最近の円安で輸入コストが拡大していますので、せっかく原油価格が下がったのに相殺されてしまうようですね。

地方に住む人々にとってはクルマは移動の足であり生活必需品です。ガソリン高価格は死活問題です。40%以上が税金で取られる上に、さらに消費税を上げようとするなんて狂っています。地方の人々の暮らしのことなんてまったく考えていないとしか思えません。

価格の40%以上が税金なんて異常です。ガソリンにおける税の見直し・割合引き下げを訴える政治家が出てきて欲しいものです。

モバイルバージョンを終了