梅雨の晴れ間、久しぶりにポルシェを駆り出した。
キーを捻ると、一発で空冷エンジンが目を覚ます。
1速にギアを入れアクセルを踏み込む。回転はほどほどに、少し渋い2速にチェンジ。そして3、4、5と快調にシフトアップ。くせのあるポルシェシンクロにももう慣れた。
峠道を快調に飛ばす。エンジンは絶好調だ。パワーアシストの無い重いハンドルも、車の動きをダイレクトに伝えてくれている気がして、好きだ。
腕っ節が強くなければ930を運転する資格はない。
百田尚樹さん原作の映画「永遠の0」を見ていて、ゼロ戦のエンジン音が空冷ポルシェのエンジン音に似ていると思った。日本が誇る戦闘機とドイツが誇るスポーツカーの共通点。
道中、緑の964型とすれ違う。古いポルシェに乗っている人、いるんだな。末永く乗って欲しい。自分も末永く乗るつもりだ。
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