風に吹かれて

B.B.キングよ安らかに ブルースの巨匠死去

オフィシャルサイトより

ブルースの巨匠、B.B.キング氏が14日、死去された。享年89歳。彼の音楽との出会いは20代中頃、大学時代の先輩からテープを借りて聴いたのが初めてだった。そのテープには「すんげぇぶるーす!」、と書かれてあったのが今でも妙に印象として残っている。

当時の自分はイーグルスやディープ・パープルといったメロディアスなロックにはまっていたので、B.B.キングのブルースはちょっと泥臭くて、とっつきにくかった。

やがてエリック・クラプトンが好きになり、ブルースもいいなと思うようになる。そのクラプトンに多大な影響を与えたB.B.キングである。聴くしかないだろう。クラプトンとキングの共演作「Riding With the King」も買った。お気に入りのアルバムだ。ジャケットもいい。図体のデカいアメ車にフォーマルな服装で楽しげに乗っているところなんか、大らかでいかにもアメリカ的だなぁ、という感じがして最高。

クラプトンが絶賛するB.B.キングのライブアルバム「Live At The Regal」。1965年発表のアルバムで、1964年11月シカゴのリーガルシアターで録音されたものだ。キング39歳の若さあふれるプレイ、エネルギッシュなボーカル、観客との掛け合いがライブ感に満ちていて素晴らしい。女性の叫び声が当時の人気を物語っている。

B.B.キングよやすらかに。あの世でも好きなだけブルースを歌ってくれ!


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