風に吹かれて

VWの不正問題 反省して正々堂々とトヨタに挑んで欲しい

ドイツ・フォルクスワーゲン(以下VW)の排気ガス不正問題には驚きました。ドイツ車はクリーンでおよそ不正とは程遠いイメージがあったからです。質実剛健で理詰めに物事をこなす。それはものづくりでも、あるいはまたサッカーでもそれがドイツの持ち味でしょう。

そんなVWが不正に手を染めたのはアメリカ市場で売上を伸ばし、ライバルのトヨタに勝ちたい思いがあったからと言われています。

自分はアンチ・トヨタなので、VWに勝って欲しいと思っていましたが、不正してまで勝つのは良くないことです。

VWは初代ビートルから始まって、歴史に残る素晴らしい車を次々に生み出してきました。自分も3代目ゴルフに乗っていたことがありますが、作りの良さ、走りの良さに唸りました。日本車とは格が違うと。

ゴルフは自分の車への見方を変えてくれた車です。ゴルフから自分の外車遍歴が始まったわけです。

フォルクスワーゲンとは日本語に訳すと「国民車」という意味です。一般庶民が手に届く車を作ろうということで始まったわけですが、昔はいざしらず、今となってはお値段は庶民的とはいえません。「国民車」を謳うならもっと安くするべきでしょう。

VW社にはこれから莫大な費用負担がのしかかるでしょうが、まさか潰れるとは思えないので、時間はかかっても復活するでしょう。しっかり反省して、その時には正々堂々とトヨタに挑んで欲しいと思います。

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