アルファロメオ147がなぜ好きかと聞かれたら、そのフィーリングが素晴らしいからと答えます。
ウインカーやワイパーレバーの操作感。控えめなウィンカー音。ハンドルを握った時の感触。やや重めのパワーステアリング。そしてエンジン音。
セレスピードは完成度はイマイチですが、それでもシフトダウンする際のブリッピングが、音だけ聞いたらヒール・アンド・トゥをしているようにも聞こえます。
感性に訴える要素が多く、いわゆる「官能的」という表現がピッタリ当てはまる。
初めて乗った時にこんなにワクワク感を感じたクルマはありません。自分の感性にあっているのだと思います。
日本車を単なる無味乾燥な機械とするならば、147は感性を刺激する人間的なクルマ、と言えるかも知れません。
147にかぎらずアルファロメオはそういうクルマ作りをするメーカーだと思いますし、フェラーリ、ランボルギーニはもちろん、フィアットやマセラティなど、イタリア車にはどれもそういう傾向があると感じます。
ラテンのハートは熱いですね。
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