【読書】日本国憲法は日本人の恥である

掲題の書を読了。著者のジェイソン・モーガン氏は米国人歴史学者で、米国の歴史学会の現状を紹介してくれていて、そこには「反米」「反日」学者が大半を占め、著者は異端扱いされているという。そのことが、「反日」でないと生き残れない日本の歴史学会と非常に似ているのには驚いた。
著者は日本国憲法は、日本人が二度と歯向かわないように、米国によって押し付けられたもので、世界を見渡しても、他国が作った憲法を自国の憲法としている国は日本以外には見当たらないと主張する。その通りなのだが、そのことを不思議と思わない日本人がなんと多いことか。
「おわりにーさあ、パンドラの箱を開けよう」の内容がいい。憲法改正というパンドラの箱を開け、この日本をまともな国にしたい、という思いを更に強くする。かつての敵国から日本のことをこんなにも愛情あふれる想いで見つめてくれている米国人がいることに、喜びと感謝の念を抱いた。
More from my site
関連記事
-
-
百田尚樹「大放言」を読んでーリアリティある至極まともな内容【感想】
「永遠の0」の作者で今話題の百田尚樹氏による新刊「大放言」を読んだ。別に大放言と …
-
-
別冊水野和敏 R35GT-R開発責任者による本格派のクルマ批評
日本車よりも外車好きな管理人ですが、GT-Rには敬意を払っております。昔は一番好 …
-
-
秋の日の ヴィオロンの ためいきの…
太陽が傾き、日差しが部屋の奥まで入ってくる季節になった。 秋の日の午後。こんな時 …
-
-
デリカD:5 一年点検
デリカD:5、一年点検終了。ワイパーゴムを前後計3本交換したのみで、他は問題なし …
-
-
WordPress Twenty Fourteen 設定中1
ワードプレスの解説本を見ながら、初期設定をしています。 本当にいろいろな機能があ …
-
-
TeraPadで文字数を数える方法
エディタはTeraPadを使っています。私は別にヘビーユーザーではありませんが、 …
-
-
VWビートルの造形美
雨に煙る日曜日、昔のVWビートルが走っていた。 一目で分かるその後ろ姿。造形的な …
-
-
村上春樹氏、ドイツの文学賞を受賞
村上春樹氏がドイツの文学賞「ウェルト文学賞」を受賞しました。毎日新聞デジタル版に …
-
-
柴田淳〜月から舞い降りた儚い妖精〜
カーラジオから流れてきた歌声とメロディ。なんていう人が歌っているのだろう。惹かれ …
-
-
世界一のお米、ここにあり!福島県天栄村産の天栄米
テレビを見ていたら世界一おいしいお米、というのを紹介してました。新潟か秋田かなと …






