風に吹かれて

英語、音楽、書物。写真に車。日々の思索。

*

別冊水野和敏 R35GT-R開発責任者による本格派のクルマ批評

      2015/09/22

mizunokazutoshi
日本車よりも外車好きな管理人ですが、GT-Rには敬意を払っております。昔は一番好きな車はスカイラインでした。ハコスカ、ケンメリ、ジャパン、鉄仮面。スカイラインの生みの親、桜井眞一郎氏が好きで、もう亡くなられてしまいましたが、今でも尊敬の念は変わりません。桜井さんが関わらなくなってからのスカイラインには興味を失いました。R34GT-Rは好きですが。

故・徳大寺有恒さんの本の影響で外車に興味を持ち、実際に中古のゴルフを買ってからというもの、外車の魅力にはまりました。異文化体験ですね。車にはそれぞれの国柄が出ていて非常に面白い。日本車は乗らなくてもある程度、わかってしまうところがあるので、それがつまらないわけです。

それでこの本。水野和敏氏といっても現行GT-Rを作った人という知識しかありませんでしたが、この本を読んで、なかなか気骨のある人なんだなということが分かりました。桜井さんが手がけたスカイラインしか興味が無かった自分ですが、こういう人が作ったGT-Rなら乗ってもいいかな、と思いました。買えませんが。

巷の自動車評論家たちのような提灯持ちのインプレッションではなく、ホンネでしかも深く専門的なところまでクルマを批評しているところが参考になりました。

この人のインタビューを読んで、改めてポルシェ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなど欧州自動車メーカーの素晴らしさを認識できたのは良かったです。

 - 書物,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『世にも美しい数学入門』藤原正彦・小川洋子ー数学に対する見方が変わる【感想】

数学が実は美しいものである、という新鮮な視点を与えてくれる良書。二人の会話調の平 …

ノルウェイの森 村上春樹

ブックオフで綺麗なものが100円で売っていたので、今更ではあるが読んでみようと思 …

ホンダN-ONEのボンネットが開いているように見えて残念な件

以前から気になっていたのですが、ホンダのN-ONE、ボンネットのデザインおかしく …

トヨタ・ホンダ・マツダ・日産・三菱・スバル 日本車メーカーのパクリについて考える

日本車を見ていると、海外メーカーのパクリだなぁと思うことが多々あります。以下、感 …

VWの不正問題 反省して正々堂々とトヨタに挑んで欲しい

ドイツ・フォルクスワーゲン(以下VW)の排気ガス不正問題には驚きました。ドイツ車 …

日本の自動車税金は高すぎる!買い替えを推奨する官・業界の愚

高すぎる日本の自動車税制 日本の自動車の税金は高すぎます。以下の記事に全面的に賛 …

百田尚樹「大放言」を読んでーリアリティある至極まともな内容【感想】

「永遠の0」の作者で今話題の百田尚樹氏による新刊「大放言」を読んだ。別に大放言と …

アルファ147車検 タイミングベルト交換12万キロを超えて更に絶好調!

我が147も走行距離が12万キロを超え、周囲からは「10万キロ超えたらいろいろト …

147セレスピード故障 ギアが入らない

アルファロメオ147に乗っていますが、うららかな春の日のお花見の帰り、セレスピー …

アルファロメオ147ーその魅力。八方美人でなくていい

現在の愛車はアルファロメオ147です。いろいろ欠点はありますが、それでも飽きずに …