風に吹かれて

英語、音楽、書物。写真に車。日々の思索。

*

物議を醸す曽野綾子氏産経コラム

      2015/09/22

pen_and_note曽野綾子氏が今月11日朝刊の産経新聞に書いたコラムが物議を醸しています。アパルトヘイト(人種隔離)を許容する内容が含まれているとして、南アフリカの駐日大使が抗議したようです。

「労働力不足と移民」と題する同コラムで曽野氏は、労働力不足を緩和するための移民受け入れに言及し、「20~30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」などと書きました。

南ア駐日大使のほか、NPO法人「アフリカ日本協議会」(東京都)も抗議文を送り、コラム撤回を求めているもよう。

管理人、産経新聞はiPhoneで無料で読めるので、とても重宝していて、毎朝かかさず読んでます。カトリックは嫌いですが、曽野氏の物言いは歯切れが良くて、本質をズバッと突くその主張にはいつも何かしら納得させられるものがります。

以前、アフリカに住んでいたことがあるのですが、人種間の融和というのは、口で言うほど簡単なものではないということを実感しました。国の政策で強制的に居住区を分けるというのは良くないですが、実情としては黒人は黒人、白人は白人と、人種ごとに自然と住み分けられていくような気がします。その方が生活感覚としてしっくりくるのでしょう。

今回の人種隔離容認とも取られるような内容は、アフリカの実情をよく知った曽野氏だからこそ、言えたのだと思います。朝日新聞なんかは鬼の首でも取ったかのように国際問題にしたいような批判的トーン全開の煽り記事を出していましたが、人のことより、何十年にもわたって我ら日本人を貶めてきた従軍慰安婦捏造記事問題の責任を早く取れよ、って感じです。

それはともかく、曽野さんはお先もそれほど長くないでしょうし、怖いものもないでしょうから、今後もズケズケものを言って国民を刺激して欲しいと思います。あとは受け取る側が判断すればいいわけなので。日本はフランスのように過激な言論弾圧テロは起こらないでしょうからね。

 - 日常, 時事問題

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  関連記事

【読書】日本国憲法は日本人の恥である

掲題の書を読了。著者のジェイソン・モーガン氏は米国人歴史学者で、米国の歴史学会の …

フェラーリ612に遭遇

昨年の話。 東名高速道路のとあるSAでフェラーリ612に遭遇。フェラーリ自体めっ …

山本太郎と「イスラム国」を利するなかまたち

野党議員を中心に国会議員の中からイスラム国を利する発言が続々飛び出しています。支 …

ツーリング 道の駅ばんだい ポルシェ911とヤマハボルト

先日、ツーリングに行ってきました。ポルシェとヤマハ・ボルトという異色の組み合わせ …

日山キャンプ場で日帰りバーベキューを楽しむー福島県立自然公園

福島県二本松市にある「日山キャンプ場」で日帰りバーベキューを楽しんできました。こ …

ボン・ジョヴィの中国公演中止に!チベット問題が理由か

今月、中国で行われる予定だったボン・ジョヴィのコンサート2公演が突然キャンセルと …

秋の日の ヴィオロンの ためいきの…

太陽が傾き、日差しが部屋の奥まで入ってくる季節になった。 秋の日の午後。こんな時 …

誰だこれ作ったの!しかし笑えるー

野々村竜太郎議員の号泣会見が自分の中で今年最もインパクトのあったニュースでした。 …

徳大寺有恒氏死去 「間違いだらけのクルマ選び」などクルマ批評の草分け

徳大寺さんがついに逝ってしまった。同氏の辛口のクルマ批評が大好きだった。「こいつ …

デリカD:5 退院 エンジンコンピュータ関連のトラブル

入院していたデリカが退院した。コンピューター関係のトラブルで、部品交換となった。 …